なんか、疲れちゃったんだ。
- ひさしぶりにリョーコが家に泊まりにきた。ユースケくんも呼んで、3人でお酒を飲みつつディズニーランドやスキーの話で盛り上がる。おみやげにあげたミニーの耳は「うーん、うれしいけどつけるかなー」と予想通りの反応だった。それはそれで、満足。
- このところ、元気が出ない。体に力が入らないような感じ。昨年末の落ち込みから、まだ2ヶ月しか経たないのに。バイオリズムの周期がここ一年でぐんと短くなった気がする。就職が決まっていないから?ビッグボーイズでの扱いがさんざんだから?いろいろと原因を探ってみる。リョーコと二人で、探る。結果、ケンゴとビッグボーイズのコラボかもね、ということになった。
- 自分に自信が持てず、必要以上に自分を過小評価している。流されやすい私。太っている私。空気が読めない私。頭が悪い私。かわいくない私。そんなに自分がだめではないと、頭では分かっているのに、心が理解を拒絶する。受け入れ先が必要なのだな、と思う。同性ではなくて、異性の。私を認めてくれて、私が女の人でいられる相手が必要だ。大切だと思える人が欲しいけれど、これ以上大切な人の数を増やしたくない。男性が自分の生活にどれだけ影響を与えるかは、以前から分かっているから。だからこそ、焦りたくない。
- 夜ごと寂しく、誰かのぬくもりが恋しくなってしまう。カナガワさんとのメールのやりとりが続く。ひとり、部屋で晩酌をしてみる。気を紛らわしたい。なかなか紛れない。鏡に映る自分と目が合う。泣き出しそうな情けない顔をしている。口のはしっこを持ち上げて、笑顔を作ってみる。目が笑わない。ほんとうに泣きたくなる。
- 来週の火曜日に、カウンセリングを受けることになった。ケンゴのことがあったとき、お母さんに無理矢理連れて行かれたのと同じ病院。あのときは、そんなものは必要ないって思った。今は、必要だと思う。なんか、疲れちゃったんだ。
恥ずかしい、情けない、大人。
- 3月のベトナム旅行に向けて、パスポートの申請をしに行きました。ホームページを熟読して、何が必要なのか、よくよく確認。かばんに詰めた荷物もよくよく確認。官製葉書よし、住民票よし、国民健康保険証よし、学生証よし。書類はきちんとクリアファイルにまとめてあります。お金はお母さんから出がけにもらいました。うん、忘れ物はなさそうだ。
- ところがどっこい、窓口で必要な書類を確認しているときに「住民票じゃなくて、戸籍じゃないとだめなんです」と言われてしまいました。正直なところ、私はその手のことにうといのです。戸籍と住民票の違い。抄本と謄本の違い。年金に保険のなんだかんだ。今回はじめてひとりで区役所に出向き、必要な大事な書類を取りにいきました。カード式になったハイテクな機会であっという間に書類が発行され、順風満帆だとすっかり思いこんでおりました。でも、もともとの確認不足やおっちょこちょこいのおかげで、せっかく池袋まで来たのに二度手間という結果に。悔しいというよりも、自分の情けなさを思い知らされた気分です。
- もう23歳にもなるのに、私がひとりでできることの少ないことといったら。高校を卒業してからこちら、両手で数えられるほどしか増えていないかもしれません。料理はさることながら、洗濯機をひとりで回したこともありません。どれもやろうと思えばできることに違いないのに、ぐずぐずと過ごしてきました。5人家族の中の一人っ子という身分も手伝って、お母さんとおばあちゃんがなんでもやってくれていたことも原因でしょう。
- 図書館の本もかれこれ1ヶ月延滞中だし、年賀状のお返事もいまだ書いていません。奨学金の返還誓約書も未提出、卒業式の着付け&写真をキャンセルして再予約しなくてはいけないのです。だらしないだらしない。
- このままでは、恥ずかしい大人になってしまいそう。です。
- 3月のベトナム旅行に向けて、パスポートの申請をしに行きました。ホームページを熟読して、何が必要なのか、よくよく確認。かばんに詰めた荷物もよくよく確認。官製葉書よし、住民票よし、国民健康保険証よし、学生証よし。書類はきちんとクリアファイルにまとめてあります。お金はお母さんから出がけにもらいました。うん、忘れ物はなさそうだ。
- ところがどっこい、窓口で必要な書類を確認しているときに「住民票じゃなくて、戸籍じゃないとだめなんです」と言われてしまいました。正直なところ、私はその手のことにうといのです。戸籍と住民票の違い。抄本と謄本の違い。年金に保険のなんだかんだ。今回はじめてひとりで区役所に出向き、必要な大事な書類を取りにいきました。カード式になったハイテクな機会であっという間に書類が発行され、順風満帆だとすっかり思いこんでおりました。でも、もともとの確認不足やおっちょこちょこいのおかげで、せっかく池袋まで来たのに二度手間という結果に。悔しいというよりも、自分の情けなさを思い知らされた気分です。
- もう23歳にもなるのに、私がひとりでできることの少ないことといったら。高校を卒業してからこちら、両手で数えられるほどしか増えていないかもしれません。料理はさることながら、洗濯機をひとりで回したこともありません。どれもやろうと思えばできることに違いないのに、ぐずぐずと過ごしてきました。5人家族の中の一人っ子という身分も手伝って、お母さんとおばあちゃんがなんでもやってくれていたことも原因でしょう。
- 図書館の本もかれこれ1ヶ月延滞中だし、年賀状のお返事もいまだ書いていません。奨学金の返還誓約書も未提出、卒業式の着付け&写真をキャンセルして再予約しなくてはいけないのです。だらしないだらしない。
- このままでは、恥ずかしい大人になってしまいそう。です。
雪、しんしん。
夜中の3時、みぞれ雪が降る中、服を着込んで家を出ます。行き先はカツの家。雨から雪に変わったばかりの道を歩くうちに、ブーツのつま先がじわりと濃い茶色に変わって行きます。
「ついたー、さむいー」
家の前でメールを送って、傘をくるくる回しながら空を見上げます。玄関の灯りがつき、カツが出てきました。
「雪だから来ないかと思った」
そんなわけはありません。昼間のメールのやりとりの中で、夜に会うことが決まってから、この日は一日中そわそわしていたのですから。カツがバイト
一緒にベッドにもぐって抱き合います。カツは「あったけー」と言いました。私は「せっけんのにおいがする」と言いました。
ほんとうに、あったかい。人間の体温ってこんなに心地よかったっけ。
そのうちにいびきの音が聞こえてきました。すぐそばで男の人のこういう音を聞くのは実にひさしぶりだと考えているうちに、次第に私もまどろんでゆくのでした。
何時間かごとにふと目を覚まします。口元がもぞもぞと動いていたり、体ががくっと反応したり、どうやらカツは夢を見ているようです。腕枕をしていて、しびれていないかしら。落ちていた布団をかけ直したりもしました。
壁際で寝ていたカツが、段々と私の方に寄ってきます。ベッドの縁から体が少し飛び出しかけても、布団からちょっぴり体がはみ出しても、こらえます。気持ちよさそうに寝ているところを起こしたくないのです。
カーテンを少し開けて視線を窓の外に向けると、雪は夜中よりも強くなっています。しんしんと降り積もる雪。無音の世界に、カツの寝息だけが聞こえていました。
22→23
23歳になりました。ギンガムチェックのリネンの布で、カーテンを作りながら新しい一年間をスタートしました。
22歳はどんな年だったのでしょう。
一年前の今ごろ、私はまだけいちゃんと一緒にいたのだということが、はじめに思い出されます。けいちゃんの引っ越しが間近に迫り、終わりをなんとなく予感しながらも、まだ期待を捨てきれずにいたのでした。春になり、私たちは別れました。
もらったものやPHSを、段ボールに詰めて、手紙もなにもつけずに送るときの、あのやり切れなさ。当時は、けいちゃんがもっと暇な仕事に就いていたならとか、私が以前カナガワさんと付き合っていなければとか、タイミングや過去のせいにしてきました。けれども、今はそうではなかったのだと自覚しています。私が子どもで、甘えていたせいだったのだと、分かります。もっと相手の心の深くまで、思いやってあげる余地があったはずでした。せっかちに責め立てるのではなく、じっと待っていてあげることもできたはずでした。けいちゃんといると、心が安まりました。かわいがられ、大事にされていました。私も、そうしているつもりだったけれど、足りていたのかしら。今となっては知る術もありません。
ただ、実にひさしぶりに、この人と付き合ってよかったと思える恋愛ができたのは確かです。けいちゃんのことを思うと、ちょっとだけ歪んだ口元で、微笑んでいる自分がいることに気づきます。
夏、カツのことを好きになりました。ビッグボーイズ5人の中でいちばん捕らえどころがない男の子の、意外な一面を見た上に、バイクの後部座席に乗せられてドキドキしてしまい、ちょっといいなぁと思ったのがはじまりでした。小学校の同級生、週に1,2度は会う友だち、おまけに「私はいい友だち」になりやすく、カツは鈍感。どうすれば少しでも近づけるか、振り向いてもらえるか。そう思ってウォーキングをしたり、服装にお色気路線を取り入れたり、髪の毛を伸ばしたりパーマをかけたりしたものでした。どんなにエッチなことやおバカなことを言っていても、しょうがないなぁカツは、と呆れ半分ながらにとてもかわいく思える相手です。年末の告白、そして現在に至るまで、なんだか楽しくてしょうがない恋。恋愛ではなく、小さな恋なのです。
ものづくりが好きなことを再度認識し、スローやエコへ寄り添おうと思ったのもこの一年。ラジオや手紙との親睦を深め、デジタル一眼レフに出会ったのもこの一年。カホと再会できたのもそうです。はじめての合コンに行ったりもしました。製本への興味がわき上がってきました。ミシンをプレゼントしてもらったのは去年の誕生日のことです。
自分と向かい合うことに、まじめだった一年でした。
ピアノの引っ越し
ピアノが父母の部屋に引っ越しをしました。ピアノがでーんと陣取っていた部分だけ、畳が青々としています。幾度もお母さんとピアノを処分するかどうかで口論になったことを思い出します。ピアノのせいでいかに押し入れの右側からものを取り出すのが困難か、ピアノのせいでいかに部屋が狭くなっているかと熱弁をふるったことが懐かしく感じられます。
ピアノの跡地には、昨年の春に購入したキャビネットとラックが具合よく収まっています。床に転がしていたカメラ用品や、ほこりをかぶっていたミシン、お手紙の箱などがきちんと仕舞えました。高さと黒さがないので、圧迫感も消えました。
段ボール箱で窮屈にしていたカメラはキャビネットの上にディスプレイできました。昔サボテンを飾っていた木製のミニシェフも数年のブランクののち、こうして復活できて本望に違いありません。
部屋がきれいになったので、居心地がとてもいいです。こたつよりも学習机に向かっている時間が長くなりました。
隣の部屋からは、ピアノの音が聞こえてきます。たどたどしく、ところどころつっかえながら、旋律が鳴り響いています。ちらりと覗くと、母がうれしそうに鍵盤を叩いているのが見えました。「またピアノ習いたくなっちゃったなぁ」そんな風につぶやいて、またピアノを弾きはじめるのでした。
- 「東京日記」を読み終える。
- 作者: 川上弘美,門馬則雄
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2005/09/01
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 23回
- この商品を含むブログ (153件) を見る
定食屋さんに行って採点をしたり、おくらのことばかり考えて過ごしたり、食べ物に関する内容が目立ちました。食べることがとっても好きなんだろうなぁ。川上さんの小説に出てくる食べ物たちのおいしそうな描写の原点はここなのでしょう。疑問に思ったことはすぐに聞く、興味を持ったらすぐに試す、そんな記述もたくさんでした。好奇心旺盛な方でもあるのかもしれません。非常にかわいらし方であることに間違いはありません。
祖父江さんによる装丁はさすが。でこぼこざらざらとしたカバーに、落書きみたいなへたうまイラスト。あたたかみと脱力具合が、川上さんの日記とよくマッチしていました。
「二人で世の無常をなげきあう」「腕時計が不憫でたまらなくなる」「ひゃあと叫んで、少し踊る」
言葉選びと組み合わせの料理の仕方が最高にお上手です。誰の日常にもありうる、ごくごく普通のことも、川上さんの手にかかればこの通り、なるほど、という感じ。
近々、内田百輭センセイの東京日記も読んでみようと思います。
ピアノが父母の部屋に引っ越しをしました。ピアノがでーんと陣取っていた部分だけ、畳が青々としています。幾度もお母さんとピアノを処分するかどうかで口論になったことを思い出します。ピアノのせいでいかに押し入れの右側からものを取り出すのが困難か、ピアノのせいでいかに部屋が狭くなっているかと熱弁をふるったことが懐かしく感じられます。
ピアノの跡地には、昨年の春に購入したキャビネットとラックが具合よく収まっています。床に転がしていたカメラ用品や、ほこりをかぶっていたミシン、お手紙の箱などがきちんと仕舞えました。高さと黒さがないので、圧迫感も消えました。
段ボール箱で窮屈にしていたカメラはキャビネットの上にディスプレイできました。昔サボテンを飾っていた木製のミニシェフも数年のブランクののち、こうして復活できて本望に違いありません。
部屋がきれいになったので、居心地がとてもいいです。こたつよりも学習机に向かっている時間が長くなりました。
隣の部屋からは、ピアノの音が聞こえてきます。たどたどしく、ところどころつっかえながら、旋律が鳴り響いています。ちらりと覗くと、母がうれしそうに鍵盤を叩いているのが見えました。「またピアノ習いたくなっちゃったなぁ」そんな風につぶやいて、またピアノを弾きはじめるのでした。
- 「東京日記 卵一個ぶんのお祝い。」読み終える。
- 作者: 川上弘美,門馬則雄
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2005/09/01
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 23回
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定食屋さんに行って採点をしたり、おくらのことばかり考えて過ごしたり、食べ物に関する内容が目立ちました。食べることがとっても好きなんだろうなぁ。川上さんの小説に出てくる食べ物たちのおいしそうな描写の原点はここなのでしょう。疑問に思ったことはすぐに聞く、興味を持ったらすぐに試す、そんな記述もたくさんでした。好奇心旺盛な方でもあるのかもしれません。非常にかわいらし方であることに間違いはありません。
祖父江さんによる装丁はさすが。でこぼこざらざらとしたカバーに、落書きみたいなへたうまイラスト。あたたかみと脱力具合が、川上さんの日記とよくマッチしていました。
「二人で世の無常をなげきあう」「腕時計が不憫でたまらなくなる」「ひゃあと叫んで、少し踊る」
言葉選びと組み合わせの料理の仕方が最高にお上手です。誰の日常にもありうる、ごくごく普通のことも、川上さんの手にかかればこの通り、なるほど、という感じ。
近々、内田百輭センセイの東京日記も読んでみようと思います。
ダンドリ
父譲りなのか、どうやら私は段取り屋だということに今さら気づきました。そして、心配性でもあります。こちらももちろん父譲りです。
それに加えて、しっかり者のイメージがあるせいか、なにかと幹事になる機会が多いのです。もちろん自分が楽しみたいから発案することもありますが、周囲に乗せられていつの間にやら幹事になっているというパターンもしばしば。最近では、たった7人しかいない我が雑誌編集コースの卒業アルバムの編集長に抜擢されてしまったことが思い出されます。それから、ビッグボーイズのスキー旅行の取りまとめ役を買って出たことも。
頼まれると断れない性格も原因のひとつではありますが、みんなから頼りにされ期待を受けているような気分になり、結果的にはいつも一生懸命やっている自分がいます。安くていいプランはないか、どんな施設やお店が周辺にあるのか、パソコンとインターネットという文明の利器を駆使して調べ、参加者から希望・要望を聞いては最善の道を考え…。
もともと、気が済むまで調べ物をするのはわりと好きでした。自分の好きな場所やものを誰かに広めることも、普段からしていることのひとつ。行ったことがない場所、興味がない場所は他人まかせですが、行き慣れた町、好きな町ならおまかせあれです。高円寺を案内したリョーコに、谷中で写真散歩をしたアコ、二人とも満足してくれました。
自分が楽しむことが他の人を喜ばせることにつながるなんて、最高なのです。私自身がめいっぱい楽しみたいし、みんなにも存分に楽しんでもらいたい。その気持ちが原動力です。
・「それからはスープのことばかり考えて暮らした」読み終える。
- 作者: 吉田篤弘
- 出版社/メーカー: 暮しの手帖社
- 発売日: 2006/08
- メディア: 単行本
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「フィンガーボウルの話のつづき」「つむじ風食堂の夜」に続き、これで吉田作品は3作目。一文でいいことを言おうとしているわけでもなく、難しい言葉も使っていません。パッと本を開くと、ひらがなが多くてやわらかい印象です。生真面目でのんびりしたオーリィくん、まるきりアナログでスローライフな安藤さん、毒舌だけど親切なマダムに、ちょっぴり生意気で大人びたリツくん。そして、緑の帽子のあおいさん。そんな近所の人たちとのほっとする暮らしの中で起こる、微笑ましくてあたたかい、ささいなできごとたちがいとおしくなりました。
サンドウィッチとスープの魔法に、私もかかってみたい。陽のあたるカフェや公園で、それらをはむはむと頬張りながら読めたら、しあわせになれそうです。
傑作!というような派手さからは遠い作品ですが、きっとこの先の人生で読み返したくなる本なのだろうなぁ。そのときが来るまでは、本棚でゆっくりと休んでいてもらうことにしました。
2008年の抱負
今年してみたいことたちをつらつらと書いてみようと思います。
【ざっくりした感じの目標】
- 最低限で豊かに暮らす
- 自分に自信を持つ
- 時間を上手に使う
【具体的にやりたいこと】
- 年間50冊読書
- 両ワキの脱毛
- 普通自動車免許を取る
- タップダンスを習う、もしくはジム通い
- 日記を欠かさずつける
- ブログの更新を週に3回はする
- 51kgまでダイエット&キープ
- 香川へうどん食い倒れ旅行
- 近郊でもいいので一人旅をする
- ほぼ日手帳を無理せず楽しく使いこなす
- MOLESKINEにいっぱいお絵描きする
- K10Dともっと仲良くなる
- NikonFに敬意を払い、原点を忘れない
2007年は買い捨ての繰り返しの年でした。特に洋服や靴はたくさん買い、その分たくさん捨てました。安くてお買い得と感じたものを買い続けてきて、結局長くは使えなかったもの、一度も着ずにたんすの肥やしとなったものが多くありました。それらを去年の9月ごろから処分しはじめて、だいぶ部屋がすっきりしましたが、まだまだ押し入れはパンパンです。最近は少し高くても長く使えるもの、便利に着回せるものを買うようにしています。それでも、買い物をすればものが増えるのは当たり前の摂理。今後は手持ちのものでどれだけ上手に着こなせるかを研究しようと思います。人並み以上に衣装持ちなのだから、不可能はないはずなのです。そのために鍵となるのは、「服装の方向性をひとつに絞る」「小物を上手に使う」ということでしょう。
洋服以外のものにおいても、同じです。2008年は引き続き、持ち物のダイエット年間にして行こうと思います。モノがごちゃごちゃとあるのは、なんだか気持ちまでごちゃごちゃとすることにつながるような気がするのです。本当に必要なものだけに囲まれたシンプルな暮らしは、どんなにかすっきりとして、それでいて豊かなことでしょうか。
そして、自分に自信を持つこと、これも私の人生において大変重要なことです。ただしクリアするのは容易いことではありません。自分の心と向き合う。自分を豊かにするための努力をする。自分という人間が持つ引き出しをいくつも作る。自分という人間の玄関を開け放つ。味わい、深みのあるすてきな人になれたら、と思います。
ダイエットや脱毛は、見た目の部分での自信につながります。お絵描き、読書、ブログ、日記は内面の部分の自信につながります。すべてはつながっているのですね。
2007年のほぼ日手帳より、赤ペンでしっかりと囲ってあった言葉を、私のために、ここに記します。
「色気は自分で出したいと思って出るものじゃないと思うんですよね。
多分、相手のことを一生懸命聞いてあげたり理解しようとしてあげたりする、
そのアプローチがその人を無防備にしてしまうのかもしれません。
無防備…、つまり色気受け入れ準備完了の状態。
そこでピピッと相手が喜ぶ何かのメッセージを送ってあげる。これが色気。」
<ジョージさんが『新宿二丁目のほがらかな人々。』の中で>
カツのことを好きになって約ひと月後の9月16日の言葉を再度読んで感動するのだから、そのときから色気に関してのスキルはほとんど上がっていないのだと実感しました。むしろはき違えて、見た目の部分にばかりこだわっていたようにすら思えます。今年は、内面:外見を7:3くらいの割合で磨いていきます。